日本人の上司について

初めての直属の上司(課長)は職務能力が低く、無責任な上司だった。思い付きで仕事を命令する。一日中かかる様な書類を作らされたにも関わらず、作った資料は上司の机に放置されたままということもよくあった。また、主任が非常に仕事ができる人だったため、大抵の問題は課長は自ら何もアクションを取らず、この主任が問題を解決していた。課長は、主任に対して「ワシは最後の砦だからなぁ。」というようなことを言っていた。

 

その後転職した後の直属の上司は、役職こそ部長だったが、部下は4~5人しかいなかった。頭は非常に切れて、仕事のできる人だったが極めて冷血な人(少なくとも私には見えた)だった。人格を否定するような叱責をし、周りはみんな馬鹿だという様な態度をしていたため、部下からでなく他部署の人間からも嫌われていたし、恐れられていた。また、部下の電話の内容にやメール、何か監視されているような気持ちになり非常に委縮してしまった。自分に自信がなくなり、また部長に人格を否定するような嫌味や指導を受けるのではないかと思うと会社に行くのがだんだんつらくなってしまった。

 

結局、その会社からは転職することになった。あまりに上司からの言われように自分は本当に仕事ができないダメ人間なのではないかと思ったこともあったが、やはり上司と会社の雰囲気、仕事の内容が自分に合っていなかったようだ。

安易な転職は進めないが、私は転職によって自分の新たな才能や可能性に出会うことができた。