会議に関する忘備録

会議といいながら、本当は連絡会、検討会、報告会だったりするケースが多い。
・検討会は決めることが目的ですが、その対象は問題の解決策の「結論」ではなく、「選択肢(アイデア)」である。
 一般にブレーンストーミングと呼ばれる打ち合わせは、結論を決めるのではなく、参加者がアイデアを否定することではなく、それに刺激されて次々とアイデアを出すことが目的とされる。
・連絡会は行為として会議とはことなり「決める」ことが目的ではなく、「共有する」ことが目的である。共有する対象は、会議と同じで問題の解決のための「結論」である。
 連絡会はあくまでも、すでに決まっている結論を集まった人たちに共有してもらうことが目的になる。
・打ち合わせは行為として会議とは異なり「決める」ことが目的ではなく、連絡会と同じ「共有する」ことが目的である。共有する対象は「結論」ではなく「選択肢」である。

そこで、本当の会議とは、「多人数で集まって、組織における問題の解決策の結論を決めること」と定義する。組織においてなぜ会議が必要になるかというと、発達した組織は分業によって専門化が進み、「組織の細分化」の状態になっている。
優れた組織は、どんどん専門化のために分業していき、細分化していくが、組織の細分化の弱点として、組織の中での部門間のつながりが弱まり「組織のタコツボ化」が起きてきます。
部門間で解決できないような大きな問題は、誰か一人のリーダーが現れて解決してくれればいいが、現在のような時代にはそのようなリーダーが現れることは難しくなってる。リーダー待望論は他者依存の考えであり、リーダーを待望するより、「本当の会議」をして部門間の大きな問題を解決してくことが大事である。


会議の仕方は
1.会議の目的を明確化する
2.目的に合った議題を設定する
3.会議の議題に沿った資料を用意する
4.参加メンバーを選択する

を検討することだ述べている。